ピアノ教室に通いたい、もしくはお子さんを通わせたいと思った時に、まずは教室を探すかと思います。
そして、ピアノ教室を選ぶ際には、アクセスの良さや月謝、レッスンのスケジュールが合うか、口コミなどの情報収集をした上で検討しますよね。
その上で、最終的な決定打となるのが“体験レッスン”です。
この記事では、ピアノ教室の失敗しない選び方やピアノ体験レッスンへの心配や疑問にお答えします!
大手音楽教室or個人教室どっちにするか
大手音楽教室 | 個人教室 | |
月謝 | 5,000~1,5000円 (レベルアップに伴い月謝も上がる) | 5,000円~10,000円 |
講師 | 複数人いる | 1人 |
振り替え | ない場合が多い | 教室によって幅はあるが、対応していることが多い |
カリキュラム | マニュアルに沿った指導 | 生徒に合わせた指導 |
発表会 | 大きなホールでの発表会 機会も多く設けられてる場合が多い | 小規模での発表会、もしくは行っていない |
設備 | ピアノ:アップライトが主流 待合室:あり | ピアノ:教室による 待合室:ない場合が多い |
大手音楽教室のメリットは、カリキュラムがしっかり組まれ、また大きなホールでの発表会があることで、生徒が明確な目標を持って取り組むことができることだと思います。
講師のレベルも保証されていることが多く、グレードを取得したい、演奏家を目指したいと考えている方は、大手音楽教室がオススメです。
また、講師が複数人おり、近所の人間である確率が低いので、辞めた後の人間関係まで考慮する心配が少ないです。
個人教室のメリットは、大手音楽教室に比べて月謝が安いこと、休んだ場合にレッスンの振り替えなど臨機応変に対応している教室が多い点です。
また、マニュアルにとらわれず、生徒に合った指導や、生徒の要望に応じたレッスン内容を提供していることが多いです。
個別対応が充実しており、“ピアノを習う”だけではなく、先生と生徒と信頼関係が築きやすく、学校や職場、家庭とは違った居場所となります。
個人教室は看板をあげていないこともあるので、知り合いやご近所さんから情報収集をしてみるといいかもしれないですね!
家から近い場所を探そう
教室選びで、重要視してほしいのが、ズバリ「家から近いこと」です!
ピアノは一朝一夕に上達することはなく、長く続けることが前提です。
お子さんを送り迎えすること、もしくはお子さんが一人で通うことを考えた場合、家から遠いと、行くこと事態が億劫になってしまいます。
大人であれば、職場や学校の近くの教室も選択肢に入ります。
長く続ける為には、通いやすい場所から教室を探しましょう。
体験レッスンって何をするの?その時に注意することは?
大まかな流れとして、カウンセリング→実力チェック→教室案内となります。
先生が、生徒やその保護者のどんなことをチェックしているのかと合わせて、ひとつずつ説明していきます。
カウンセリング
先生と生徒は、互いに初対面。生徒が少しでもリラックスして、普段通りの姿を見せられるように、まず先生は生徒とお話しをします。
「ピアノを習おうと思った理由やきっかけは?」
「好きな音楽は?」
「この教室を知った経緯は?」などの質問を先生がします。
これらの質問を通し、やり取りすることで、生徒の緊張した気持ちをほぐしながら、先生は生徒が「どんな人なのかな」と知ろうとします。
生徒の人となりを知ることで、その方に合った言葉がけを選んだり、環境作りをしたりして、レッスンを充実させることにつながります。
気負わず、あなたのペースで、お話しをしてくださいね。
この時、お子さんの付き添いに来ている保護者は、「習うのは子どもだから」とスマホを触るのはやめましょう!
理由として、ピアノはレッスン以外に、自宅での練習が必要です。また、ピアノを弾くだけでなく、机上での宿題として、音符を読んだり、書いたりする練習もあります。
ピアノは、保護者の協力が必要な習い事である故に、保護者の関心が低いと見なされた場合、入会出来ないことがあるからです。また、入会を出来たとしても、先生が保護者へ持つ印象は、決して良いものではありません。
緊張する必要はありませんが、最低限の対話ルールは意識しましょう!
実力チェック
次に、生徒にピアノを触ってもらいます。
弾ける曲があれば、その曲を弾いてもらったり、「ドの鍵盤はどこか知ってる?」「ここだよ、押してみて」とやり取りしてみたり、
小さな子には歌を歌って貰うこともあります。
経験者であれば、持ち曲の楽譜を持っていくといいですね!
テストをされているようで、ドキドキしてしまいそうですが、講師が見ているのは、生徒がピアノに関してどんな知識を持っているのか、どのくらいの技能であるのか、ということです。
今後、入会された場合に、生徒のレベルに合わせた、レッスン内容を提供する為なので、ありのままで大丈夫です。
教室の案内
最後に、月謝やレッスンのスケジュールなど、教室についての説明があり、入会案内となります。
この時に、疑問や不安などがあれば、確認するようにしましょう。例えば、講師の経歴など「こんなこと聞いたら失礼かな」と心配になるかもしれませんが、習い出してからの方が聞きづらくなることもあるので、体験レッスンで確認しておくのがベストです。
最後に、入会するかどうかを聞かれますが、悩んでいる場合は、その場で返事をせず「後日連絡をします」と答えて大丈夫です。1週間程度の期間を目安に、返事の連絡をするようにしましょう。
この時に注意したいのが、もし入会しない場合でも、連絡を忘れないようにしてくださいね!特に、個人教室の場合は、生活圏が近いと、先生とばったりと顔を合わせることもあります。気不味い思いをしない為にも「今回はやめておきます。また機会のあった際には、よろしくお願いします。」と伝えておくことで、今後の人間関係の心配もなくなります。
持ち物
体験レッスンを申し込む際に、先方から持ち物についてのお知らせに従ってくださいね。
実力チェックの項目でも記しましたが、経験者の方であれば、持ち曲の楽譜を持参すると、体験レッスンをスムーズに受けられると思います。
詳細は教室によって異なりますが、大手音楽教室であれば、入会を即決される場合、月謝を引き落とす口座の通帳と印鑑、本人確認書類が必要になったり、
個人教室では、スリッパ等の室内履きを持参するように案内がある場合があるので、参考になさってください。
手土産はいるの?
個人教室での体験レッスンだと、手土産を用意するべきか心配される方もいらっしゃいますが、必要ありませんよ!
例えば、入会されて、先生と長い付き合いになっていく中で、お中元やお歳暮を渡したり、進学などの際に先生からお祝いを頂く関係になることはありますが、体験レッスンでは、そういった関係もないので、手ぶらで大丈夫です。
要確認ポイント!
上記では、先生や教室側からのチェックポイントをお話ししましたが、生徒側からの確認すべき項目についても説明していきます。
先生との相性
最も重要視してほしい項目です。
お子さんを通わせる場合は、先生の子どもへの関わり方、それに対するお子さんの反応を、しっかり観察しましょう。
具体的な観察ポイントとして、先生の表情は親しみやすいか、お子さんの目を見て話しかけているか、子どもに分かりやすい言葉遣いや話し方(早口すぎない等)をしているかどうか、です。
設備
〈待合室〉
個人教室であると、待合室などがないことが多く、自分の前後にレッスンを受ける生徒と居合わせる場合があります。
指導を受けている姿を見られて欲しくない、という思いが強い方は、待合室とレッスン室が分かれてるかどうかの確認をされることをおすすめします。
〈ピアノ〉
大手音楽教室、個人教室のどちらも、アップライトピアノが主流ですが、グランドピアノにこだわりを持つのであれば、教室に所有しているのか、発表会などで触る機会があるのか聞いてみましょう。
〈トイレ〉
小さなお子さんを通わせる保護者は、トイレの確認も忘れずに!
大手音楽教室の場合、立地条件により、同ビル内のトイレを使用することがあるので、広さやオムツ交換ができそうな場所はあるかなどのチェックが必要です。
月謝以外の費用
月謝の他にも、教材費や、発表会の参加費、個人教室によっては設備維持費などの費用がかかる場合があります。
また発表会に関しては、雰囲気によって、ドレスアップをしたり、参加者に花束を贈ったりすることもあるので、可能であれば説明と合わせて、写真や動画を見せてもらえるとわかりやすいと思います。
最後に
どんなにアクセスが便利で、口コミが良くても、それが必ずしも自分に当てはまるとは限りません。百聞は一見にしかず!ピアノ教室を選ぶ際には、必ず体験レッスンを受けられることをおすすめします♪
良い教室、先生との出会えるよう、応援しています!
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