ハノンって意味あるんだろうか
基礎練習面白くない
このような声もあるかと思います。ハノンを始めて9ヶ月ほどになりますが、少しずつ効果が出てきたので、書いてみます。
感情表現の際に4,5が動くことが大切
楽譜通りにメロディ、リズムが弾けるようになってくると、今度は歌い方が課題になります。
もちろん、間違えず完璧にメロディ弾くのはいまだに難しいですが、歌い方に関してはそれ以上に難しいです。
クレッシェンドやデクレシェンドで感情の起伏を表現したいと思うようになるわけですが、それを表現するためには4(薬指)・5(小指)の指が必要な場面でも、安定して表現できる必要があります。
最近うまく歌えない音が抜ける箇所があって、改善しようと思ったんです。そこの箇所って4・5を盛り上がりとして使うわけですが、どうもバランスがよくない。
そういうときにゆっくり弾てみたわけですが、何度か練習すると、少しずつ自分の利用に近づいてくるんですよね。
前はこういうときに何度やっても改善しなくて、スルーしてしまっていたんですが、5-10分ぐらい重点的にやると改善するんです。指が動く。
おぉ、これは地道な基礎連の効果出ているのではないかと。
確かに基礎連は地道なんですが、こういうときに指が動くようになると、結果として曲の完成度を高めるために近道になるので、やっと努力が報われ始めてきた気がしています。
コード演奏をやりたいなら、別に必要ない
僕自身は基礎連推奨派なのですが、コード演奏であれば、無理して最初から4・5を鍛える必要はないと思います。
以下に書きましたが、コードであれば、曲中に使う音は限られますし、2音・3音押さえるだけでもいい雰囲気になります。
なので、基礎力高める必要がないなと感じれば別にハノンは必要ないと思います。
自分の未来を想像してみる
上記の話に繋がってきますが、自分がどういう演奏を将来的にしたいかによると思っています。POPSのみならず、クラシックもやりたい、色々な曲をすぐに自由に弾きたいとなると、やはり基礎は必要になります。
特に4・5の指は弱いので、そこに課題を抱えたままだと、指を自由に動かし自分なりの表現をすることができません。
そのため、自分はどういう演奏をやっていきたいのか、限られた時間のなかで、どこに時間を投下したいか、そういうことを一度考えてみるとよいと思います。
クラシックやPOPSその他様々な曲をコードではなく、自由に弾いてみたいという場合は、ハノンをおすすめします。
そういう方に向けては以下の記事もご参照下さい。
終わりに
大人が限られた時間でピアノを楽しむことを目標にするなら、コードでもよいというのが僕の考えです。
そもそも趣味でやっている以上、楽しくなくなり挫折する人も多いと思っています。そういうときにコードであれば、負荷は少なく続けやすいかもしれません。
ただ、僕はクラシックも含めて指を自在に扱い、弾きたいと思った曲をちゃんと弾けるようになりたいと考えています。
そのため基礎を非常に重要視しています。最近その効果が徐々に出始めたように感じるので、記事に書いてみました。
少しでも参考になれば幸いです。ではでは!
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