ピアノは1ヶ月でも成長できるのか。過去の演奏動画や経験をもとに解説

ピアノ
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ピアノ一ヶ月で成長するんだろうか。興味あって始めたいけど、ピアノ持ってないし。でも弾いてみたいなー。

結論から言うと、理想からは程遠いです。でも、成長します。中古で安いピアノもありますし、まず勇気を出して初めて見るのが大事です。

ちなみに、以下の演奏は2週間練習したときの録音です。理想とはほど遠いですが、なんとか頑張って、数小節弾けてるわけです。

なので、最初はこんな感じですが、積み重ねれば成長していきますので、まずはやってみましょう!

憧れには程遠い

以下の成長曲線はご存知でしょうか?1ヶ月弾いてみたいという人にとって、なかなか酷な図なのですが、特に最初の頃は思い描く成長曲線と大きくギャップがあることが分かります。

つまり新しいことを始めても、今あなたが理想しているようなところにはたどり着けません。

スポーツや英語に置き換えて考えてみましょう。野球や英会話に興味を持ち始めて、1ヶ月頑張る。そして、理想の状態にたどり着けるでしょうか。当然厳しいですよね。それと同じです。

なので、僕の演奏も全くもって理想ではないです。多くの憧れる演奏家のようにもっと優雅に弾きたいわけです。でも、全然そこには近づけていないのがお分かりだと思います。

では、意味ないのでしょうか。

ただし成長はする

人間の脳は歳をとっても成長し続けるようです。たとえばですが、初めて会った人と何回か会えばその人の顔や名前を覚えますよね。もしくは好きなドラマや映画のストーリーだって覚えているでしょうし、好きな歌手の最新曲の歌詞だって覚えているかもしれません。

意識していないだけで、脳は新しいことにちゃんと適応するわけです。では、なぜ理想とはほど遠いのでしょう。

答えは負荷です。

楽譜も分からない、指遣いも分からない、右手と左手で違うことをすることもうまくできない、など脳にとっていきなり初めてのことが多いので、負荷が高いだけなんですよね。

なので負荷を減らしましょう。そうすると、フォーカスするポイントが限られるので、1ヶ月でも成長します。

いきなり、アーティストAの歌・振り付け全部暗記して、しかも歌いながら踊れと言われたら、無理ですよね笑 いきなりバット握って、150kmの変化球を打てと言われたら無理ですよね笑 それと同じです。

アーティストAの1曲の1番だけ、歌だけ覚える。バットの握り方だけ覚える。こうやって、最初は脳への負荷を減らすことが大切です。そうすれば、成長を実感できます。

実際、さきほどの演奏だって、最初は前奏ですら弾けてなかったのが、Aメロにはいれていますし、少しずつ先に進むことができました。成長はしているわけです。

まず和音がない簡単な曲を弾いてみる

上述したとおり、いきなり複雑なことをやると、脳はキャパオーバーになります。なので、初めての方はまず以下を意識しましょう

  • ドミソ同時押しのような複数の音を同時に鳴らす曲を避ける。一つの音にだけフォーカスする曲を選ぶ
  • 右手と左手同じまたは、左手は動きが少ないものにする
  • 自分が好きな曲にする

複数の音同時押しを和音と言いますが、和音は初心者にはかなりハードルが高いです。特に最近販売されている曲は和音を使わなくても、綺麗に弾ける楽譜が増えていますので、まずはそれを使いましょう。

特にそういう楽譜は左手の動きも最低限になっています。いきなり激しい動きになったら、脳はパニックになります。ゆっくりやれば脳はついていけますので、まずは動きが少ないものにしましょう。

そして、最後に自分の好きな曲がよいです。有名な曲はだいたい初心者向けの楽譜が作られていますし、なかったとしても、ココナラなどで探すと作ってくれるサービスもあります。

そうやって、まずは負荷を少なくやってみると、成長を実感できると思います。

終わりに

成長曲線の図で書いたとおり、ピアノへの憧れから始めたものの、最初はギャップに苦しみました。なので、最初はギャップがあると理解しておきながら、それでも少しずつ成長していると実感していくのがちょうどよいと思います。

憧れが強ければ強いほど、自分だったらできると信じ込み、理想と現実の差に苦しみ、挫折をしてしまいます。

すごくその気持ちは分かりますが、好きなピアノをずっと好きでいるためにも、是非無理せず、一歩一歩歩んでいくのがよいかと思います。

一緒に頑張りましょう!

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